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なでしこ、運命のアメリカ戦 佐々木監督「明日は選手の勝とうという気持ちが結果につながる」

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金メダルをかけてアメリカ女子代表と決勝で対戦するなでしこジャパンは8日、ロンドン郊外の練習場で冒頭15分以外を非公開にして最後の調整を行った。 この日は現チームとしては最後の練習ということで、選手やスタッフは練習後に記念写真を撮るなど少々感傷的なムードも漂っていたが、全体的には笑顔も多 く、チームのムードは最高潮といっていい。

 今年4回目の対戦となるアメリカの強さは、佐々木則夫監督が今さら選手に伝えることでもない。ワンバックとモーガンという世界屈指の強力2トップをいか に封じるかが、なでしこの金メダル獲得最大のカギになる。そのための注意点は多い。6月のスウェーデン遠征ではロングボール主体のパワー攻撃に圧倒され、 早々に失点してリズムを失った。熊谷紗希は「絶対に前半を失点ゼロで抑える。向こうが元気なうちに点を取られると苦しくなるから」としたうえで「モーガン はただ速いだけの選手ではないが、体を当てて行ければ自分にもチャンスがある」と対策にも自信を持っている。

 4度目のオリンピックで初のメダル獲得を確定させた澤穂希は「オリンピックの決勝は特別なもの。まさかここに立てるとは。ノリさんとは一緒に世界一になろうと声を掛け合ってきた。その集大成の試合でぜひ金メダルをかけてあげたい。そして恩返ししたい」と意気込みを示した。今大会直前に復帰し、体調もピーク。「そろそろ点に絡むプレーがしたい」と得点への意欲も強く持てるようになった。

 佐々木監督は午前の練習後、世界中の記者が集まっているオリンピック会場内のメインプレスセンターで公式会見に臨んだ。主将の宮間あや、福元美穂、大儀 見(旧姓:永里)優季とともに200人以上が詰め掛ける会場の壇上で「明日は選手の勝とうという気持ちが結果につながると信じている。闘争心を持って戦っ てくれるだろうと僕も期待しているので、ぜひみなさんも期待してください」と胸を張った。

 ワンバックとモーガン対策についてさまざまな質問も受けたが「最後は勝ちたいという気持ちがどちらにあるか。ワールドカップの雪辱をしたいというアメリカのメンタルが強くなるのか、日本の選手が一丸となって思いを高めて表現できるのか。『強い者が勝つのでなく、勝った者が強い』とベッケンバウアーも言っ ていた。日本の成長度を最終章としてどれだけ見せられるのかが楽しみ」と精神力の勝負を強調した。

via: なでしこ、運命のアメリカ戦へ…佐々木監督「最後は勝ちたいという気持ち」/ロンドン五輪 – サッカーキング

最後は勝ちたいという気持ちがどちらにあるか。
ここまで来たらそうでしょう。

前回のW杯でもあったワンバック、モーガンの2トップ頼りのロングボールがどんどん上がってくるでしょうから、どうやって防ぐかが鍵でしょうね。

特に前半の失点は、致命傷になりえるので何とか防いでもらいたいものです。

女子サッカーの躍進は、ほんとに目覚しいものがあります。
ぜひぜひ金メダルをとって凱旋してほしいですね。