子育て

ベビーシッター事件の親が悪い無責任だ!はほんとにそうなのか?

ベビーシッター

( ノ゚Д゚)こんにちわ。カワニシケイイチです。

最近の事件ですがネットでベビーシッターを探して、預けたのち2歳の子供が殴られた状態で遺体で発見されると言う事件が発生しています。

ベビーシッターの男を逮捕 2歳男児の死体遺棄容疑:朝日新聞デジタル

同じく子供を持つ親として、心が痛いです。

この事件に対してネット上では、ネットでベビーシッターを探すなんて考えれない、顔も知らない人に子供を預けるなんて信じられないなど、散々な事がよく書き込みされているのを目にします。

そのような書き込みを見るたびに、理解出来る部分もある一方、はたして単純にそうなのか?と思う部分もあります。

ほんとにネットでベビーシッターに預ける事は、親が無責任すぎるのか?

個人的には私たち夫婦の両親が元気に健在なので、保育園に預けれない場合は両親に預けたりしています。
両親には感謝していますし、預ける先があることは幸せな事なんだろうなと思います。

でも世の中には、両親がすでに他界している人だってたくさんいるわけですし、上京している人だったりしたら両親が他府県にいる事だって想像出来ます。

その場合の預け先が公共の機関になると思うですが、試しに預けようと思って市のウェブページを見ても、残念ながら見つける事ができませんでした。

ベビーシッター

運良く保育園に入園出来たらいいのですが、そもそも保育園なんて預けようと思ってもすぐに預ける事も出来ません。
待機児童ってやつですね。

うちの場合は1年半待ちました。

入園資格もあり、例えば無職とかフリーターだと抽選にさえ参加する事もできません。

つまり、出産の為に仕事を辞めてしまうと、就職活動をして採用されてからやっと保育園への抽選の資格が手に入るんです。

今度は子供をやっと預ける事が出来ても、5時までしか預かってくれない保育園なんていっぱいあります。

その場合、無認可の保育園に預けるとか、ベビーシッターに預けるとか、両親がいなければ十分考えられる選択肢になってきます。

少子化で大変だって騒いでるわりには、現実は厳しい事だらけです。

親が悪い、無責任だで終わると、単なる思考停止なだけ

現実にベビーシッターに預けざるを得ない人がいる状況で、親が無責任だ、無責任だと言っても何も始まらないんですよ。

ウチの場合も両親に頼れない状況だと考えると、どこに預けたらいいのか困ってしまいます。

思うにベビーシッターに預けた人もネットで騒いでいるようなリスクは承知していたと思います。

それでも利用せざるを得ない状況は、怖いことに誰にだって発生する可能性は十分ありえます。
人生何があるがわからないです。

今回の母親も生活保護を頼って仕事をしないって選択肢が良かったのかも知れないですが、頑張って自立する道を選んでいるんですから結果論になってしまいます。

今回の犯罪者はほんとにくそ野郎だと思いますが、こんな事にならないためにも誰もが子育てを出来る環境を作ることを第一に考えてほしいです。

前回の書評のこちらも本も、出来ない理由を探すのでは無くて現状を少しでも打開しようと奮闘されている内容なのでおすすめです。

【書評】元証券マン 日本の保育を変える!ウチの子供も保育園児なので考えさせられた。

ベビーシッター逮捕事件で「母親のやり方理解できない」 大沢あかねコメント : J-CASTニュース