ビッグクラブ移籍を熱望する日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が窮地に追い込まれた。本田の移籍の現状についてロシアの地元メディアが徹底分析。今夏の移籍が完全消滅したことに加え、今後の移籍実現に向けてもCSKAモスクワ側が設定する1600万ユーロ(約15億6000万円)の高額移籍金が大きな障害になると指摘したのだ。
ロシア紙「スポーツ・エクスプレス」でCSKAモスクワなどを担当するドミトリー・スモーノフ記者は、本田の現状について「ここまで(CSKAモスクワは)どのクラブとも交渉していない。正式なオファーも届いていない。もう冬まで何の動きもない」と指摘。今月31日を期限とする今夏の移籍は消滅したという。
「本田が移籍したがっていることは知っている。ただ契約が残り1年半ある。本格的に動くとすれば、契約が残り1年となる冬以降しかない。論理的には契約が残り1年となった時点でクラブ側も“売りたい”と考えるものだ」(スモーノフ氏)
本田とCSKAモスクワの契約は2013年12月末まで。一般的にクラブとの契約期間が残り1年を切ると、慣例で高額な移籍金を設定するのが難しくなっていく。そこでCSKAモスクワ側としては、移籍を志願している本田で“商売”するには来年1月末までを期限とする冬の移籍市場で放出するのがベターだ。「それが普通の考え方。クラブも本田を売りたいとは考えるだろうが、それでも(CSKAモスクワは)安く売ったりしない」
CSKAモスクワが設定する本田の移籍金は1600万ユーロ。12年1月に本田獲得に乗り出したラツィオ(イタリア)が移籍金交渉で難航し、獲得を断念したように世界的にも妥協のないクラブとして知られる。この高額な移籍金のため「本田の移籍はかなり難しいだろう」(スモーノフ氏)。また同氏は本田がビッグクラブ移籍に固執していることにも「これはあくまで個人的な意見だが、フリートランスファー(移籍金が発生しない状態)になっても彼がビッグクラブに行けるとは思えない。せいぜい欧州各国リーグで5~6位レベルのクラブではないか」と厳しい見通しだ。
これは本田がロシアで結果を残せていないからで、現状では昨季のロシアリーグ得点王でかつてJリーグ柏にも在籍したチームメートのFWドゥンビア・セイドウ(24)のほうが評価が高いという。そんな本田がフリーになっても、欧州ビッグクラブはまったく興味を示さないという見解だ。
地元メディアが明かした極めて厳しい移籍の現実。悲願のビッグクラブ移籍を実現するには、まだまだ高いハードルをいくつも乗り越える必要がありそうだ。
こんちは。@kei_kawaishiです。
手厳しい意見ですね。
確かにリーグで優勝したわけでもなければ、得点王になったわけでもないです。
こんなことになるなら、ロシアじゃなくて他のヨーロッパのリーグに行ってた方が良かったですね。
もしくは長期契約は足かせになります。
年齢的なことを考えても、そろそろビッグクラブに行った方がいいので、冬の移籍シーズンにぜひ移動した方がいいですね。