ロンドン・オリンピックの女子サッカー決勝が9日に行われ、なでしこジャパンは3連覇を狙うアメリカと対戦し、1-2で敗戦。初優勝は逃したものの、銀メダルを獲得した。
なでしこのスタメンは変わらぬ顔ぶれ。GK福元美穂、ディフェンスラインは左から鮫島彩、熊谷紗希、岩清水梓、近賀ゆかり、中盤はボランチに阪口夢穂、澤穂希、左サイドに川澄奈穂美、右サイドに宮間あや、ツートップには大野忍と大儀見優季が名を連ねた。
試合は序盤から動く。7分、左サイドからのクロスをモーガンが受けて中央に折り返すと、後方から走りこんだロイドが頭で合わせて、アメリカが先制点を奪う。
1点のリードを許したなでしこは17分、澤のパスに川澄が抜け出し、左足でシュート。DFに当たりこぼれたところを大儀見が押しこむが、これはGKに阻まれてしまう。その1分後には左サイドから川澄がクロスを上げ、大儀見がヘディングシュートを放つが、GKがさわりクロスバーを叩く。このこぼれ球を再び大儀見が狙うが、これは枠を捉えることができない。
28分には岩清水のクリアがポストに当たり、あわやオウンゴールという場面も見られたが、なでしこのペースは変わらない。33分、川澄が左サイドを突破し中央に折り返すと、大野がキープして後方から走りこんだ宮間にパス。これを宮間が左足で押しこむが、これはクロスバーに阻まれる。38分には大儀見の落としから大野が右足で狙いすましたシュートを放ったが、これはわずかに枠を外れた。チャンスを立て続けに作ったなでしこだが、同点に追いつくことはできず、前半を0-1で折り返す。
後半立ち上がりもなでしこが攻勢に出るが、54分、ロイドが中盤からドリブルで進みペナルティーエリアの手前からミドルシュート。これがゴールネットを揺らし、アメリカが追加点をマークした。
2点差を追いかける形となったなでしこは63分、宮間のスルーパスを受けた大野が中央へ折り返し、澤がシュートを放つ。これはDFにクリアされるが、こぼれ球を澤が体を張ってつなぎ、最後は大儀見が押し込んで1点差に詰め寄る。
その後もセットプレーを中心にチャンスを作るなでしこだが、ゴールを奪うことができない。83分には交代出場の岩渕真奈が高い位置でボールを奪い、フリーで決定的なシュートを放つものの、GKの好セーブに阻まれてしまう。
さらには丸山桂里奈を投入して最後までゴールを狙ったなでしこだが、反撃及ばず試合終了。昨年のドイツ・ワールドカップに続くタイトル獲得とはならなかった。
この試合は「勝てた試合」ってのが、感想です。
まず宮間のパスの精度のキレはほんとにすごかった。
ピンポイントでどんどん上がる。
このパスに応えれなかったのが、敗因だと思ってます。
その中でやっと決めてくれたのが、大儀見。
起点は宮間ですが、澤が粘って、大儀見が得点。
大儀見はあと2点は決めれたハズ。。。
ロイドが素晴らしかった。
ウラに飛び出すタイミングといいドンピシャです。
ロイド対策が甘かったのが、問題だと思いますが、
いつもボールだけ見てしまうDFへの修正が最後まで無かったのも気になります。
女子サッカーは夢のあるスポーツになった。
おめでとうございます。
金メダルの可能性も大いにあった銀メダルは素晴らしいです。
女子サッカーは世界に羽ばたける、夢のあるスポーツになりました。
ぜひサッカー人口が増えることを願います。