( ノ゚Д゚)こんにちわ。カワニシケイイチです。
妻と有休の日程を合わせてゼロ・グラビティ(アルフォンソ・キュアロン監督)を大阪府箕面市にある109シネマズのIMAX 3D字幕版にて見てきました。
ちょっと予想以上(失礼かな!?)に凄かったので、その感想を書きます!
予備知識をなるべく入れずに、見に行ったのも幸いしてか、まさかの大好きな閉鎖空間映画。
(勝手に名前つけてますが状況を作って状況を閉鎖的にすることですね。
例えばダイ・ハードのビル限定にしたりとか空港限定にしたりとか、あえて主人公がやらなければならない限定的な空間と言う意味です)
Contents
登場人物はまさかの2人
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの二人だけです。
制作費が2人のギャラが高すぎて、他の出演スタッフの予算がなくなったのか?
と勘ぐってしまいますが、あえてそうしているのは映画を見ればわかります。
ほんとに極限まで登場人物を減らして、無線でのNASAの助けもない状況。
これはいいですね。ゾクゾクする状況です。
こうなってくると脚本の腕がかなり重要になります。
ここまで状況を追い込むな脚本好きです。
(これで失敗している映画多いですけどね。その場合脚本が戦犯になっちゃいます。)
思い起こせば「2001年宇宙の旅」で衝撃を受けて依頼の宇宙ものでの衝撃です。
ちょっとびっくりしています。
迫り来る状況を実体験しているかのような映像
随所に見られる映像が、すさまじいです。
ドキュメンタリー的な手法を随所に取り入れているので、通常であれば眠くなるような映像が多いんですが、ビッグなスターを2人も使うことと、まるで目の前で作業をしてかのような映像美のおかげで全く眠くなりません。
むしろ自分自身が実体験をしているかような感覚に襲われて、恐怖で心が縮む思いを体験出来ます。
主人公は、フォースを使えるわけでもなく、都合よく異世界から助けがきたりする事もなく、ましてや転送やテレポートで移動出来るわけでもない。
ほんとにここはリアルで脚本のなせるわざですが、最初に示された状況が全てで、その状況の中で主人公は対処しなければならないんですよ。
極限の状況でも、未来から助けにきたりもしないし、新技術が開発されて地上からテレポートで帰還とか全くないです。
都合よく、新展開もないです。
そして宇宙空間をワイヤーも切れた状態で一人さまよい続ける状態を、360度のカメラでまわり続けるので、自分自身が宇宙空間をさまよっている感覚に終始なれます。
ディズニーとかUSJのアトラクションなんかほんと目じゃない実体験を出来ます。
見た後は「宇宙酔い」も体験出来る凄さです。(しばらく動けなかったです。)
これから見に行くならIMAX 3Dを強くオススメします。
IMAX 3Dの料金を払う価値が充分あります。
そしてこれを超える映画もしばらくは出てこないでしょう。(言い切っちゃいます!)
今までは宇宙には羨望の眼差しで見る事は多かったが、この映画を見てからは恐怖すら感じるようになったのは後遺症といえるかも知れない。
酸素がある重力の力には感謝せずにはいられない。
心配するのが、これから宇宙飛行士になろうと言う人が、極端に世界中で減りそうなのが心配ですね。
これから宇宙飛行士を目指す人には、見せない方がいいかも。
映画を見た人に
最後にこの映画を見た人向けのメッセージですが、
世の中には「奇想天外」な事も時には起こったりするかも知れない。
それはほんとに「奇想天外」な事だったかも知れないけど、実は都合のよい奇跡でない。
なぜなら状況は何も変わっていないのだから。。。
ただし自分で地球に帰ると「決めた」からには「地球への旅を楽しめ」!
ほんといい映画でした。
そしてIMAX 3Dで公開中に見れて幸せでした。